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当社の仕事自慢

当社はこんな事やってます。

屋根材 考

 この頃は屋根材に板金を使う住宅が多くなっています。
重量も軽くその分構造材を大きくする必要が無く
また瓦と比べて価格もかなり安く抑えられます。
その上 屋根の勾配を緩やかにできるので
デザインもいろいろ考えられます。
 
 ただその厚さが0.35~0.6mm
葺いてしまうとその厚みは分かりませんから
お願いするときは0.5mm以上で葺くとよいと思います。
たとえば0.35と0.5mmを比べるとかなりその強度が違います。

 当社でも板金屋根にすることがありますがそれを必ず守っています。
それ以上にお勧めするのは瓦
特に陶器瓦や粘土瓦は重量はありますが
構造材をしっかり組んで載せると問題はありません。

構造材も屋根材も価格は高くなりますが
 時間経過によってかなり痛みが違いますので
将来の葺き替えなどを考えるのであれば
そして瓦葺きに対応する屋根勾配(4.0寸勾配)であれば
当社は絶対に瓦葺きをお勧めします。


野地板 考

野地板とは屋根の面を形作る垂木の上に貼る板で材料の厚みは12mmが普通です。
杉板の場合 2000X120~150X12 合板は1820X910X12を使います。(数字の単位はmmミリメ-トル)
当社は基本 杉板の無垢材を使っています。
 合板は木材を大根のかつら剥きのように薄く剥いで奇数枚を接着剤で貼り合わせて作ります。
 合板は石綿系の薄い屋根材(コロニアルとかアーバ二-など)を貼るときは下地がフラットでないと
人が乗った時に割れてしまう恐れがあるのでメーカ-が使用材を合板と指定します。
ただこの合板 10年以上経つと 屋根下地材としては条件が厳しいので接着剤が切れてベコべコになります。
 またあってはなりませんが雨漏りなどした時一番影響を受けるのはこの野地板。
傷む単位が合板の場合 1枚 1810X910に及びますが 杉無垢板は2000X120で済みます。

 それとこの頃台風時によく発生する竜巻について考えを述べさせていただきます。
 屋根下地の垂木と野地板は葺材によって寸法が変わります。
垂木にクギで野地板を貼るのですが
特に最近多いガルバリウム鋼鈑の屋根は垂木ピッチが418 となりますが合板の寸法に合わせて
接手にもう一本垂木を入れますので長さ1820に垂木が7本入ります。
合板の場合は釘の間隔は≒150mmなので一列に7本 総数7列X7本=49本
杉の無垢材の場合は長さが2000mmなので垂木のピッチは400となり垂木の本数は6本
 野地板の幅の寸法が120mmの場合900/120=7枚半 1か所1枚に2本の釘ですので総数6列X7.5X2=90本
つまりほぼ同じ面積の野地板を葺くのに合板は49本 無垢の杉板は90本の釘を使います。
当然釘の量が多い方が竜巻などの引き抜く力に対して強くなります。
 また合板は一枚当たりの広さが広いので一気に持っていかれます。
しかし杉板無垢材は一枚一枚の広さが幅120mmなので1枚あたりにかかる力は弱くなるというものです。

 いかがでしょうか
木造住宅建築キャリア50年の私の屁理屈(笑)


適材適所

 前回の大工職人にかぶる事例です。
木材は使うところによって使い分けます。
寸法4.0X45X90 4メ-トルの45ミリの90ミリを表します。

 ただ筋交の写真のように真ん中に年輪の芯があるものを芯持ち
垂木の写真の年輪の一部が表れた物を割り物と言います。

 筋交いは地震など揺れに対応する部材です。
1本で3メートルか4メートルで対応しますので
どちらかに曲がるとその効果が下がります。
その点芯持ち材は曲がりにくく筋交いに向いています。

 垂木は最低2か所 釘を打ちますので曲がりやすい材料でも
大丈夫です。

 このように木材は適材適所に使うことでその強さや効果を期待できます。
寸法だけでは判断できないものもあります!!

手刻み 手加工

 当社の最もこだわりの強い事
それは住宅を一軒一軒経験豊富な大工職人による
墨付け 切込を行っているところです。

 まだ墨付け切込みをやっている大工職人はいるとは思います。
しかし年間20棟以上手刻みを続けているところは
多分都城地区 あるいは宮崎地区をひっくるめても
うちぐらいではないかと思います。

 現在ほとんどの木造住宅はプレカットを利用していると思います。

またサッシ廻りの枠材や出入り口のドア枠や敷居カモイも手加工です。
「意地」でやってます。(笑)

職人の知識と経験を大事にしていこうと思っています。

当社はこんな事やってます。
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