建築キャリア50年のオヤヂの話
じっくり腰を落ち着けて家を建てる方 専用ぺ-ジ
Doing" 施主の心のこもった図面とは 第9回
施主様は基本的に図面というものは平面図と立面図と |
思っておられることが多いようです。 |
平面図とは 間取りがわかるもの 立面図とは建った形 |
がわかる図面です。 |
この二つがあればお客様には説明できますし理解できる |
と思います。 |
そしてそのほかには基礎 土台 小屋組を表す伏図 |
建物の断面や |
高さを表す矩計図 各室の壁がわかる展開図などが |
有ります。 |
ただ平面図立面図以外の図面はあまりなじみの無い |
ものでしょうが |
建物の詳細を見るのに そして施工する業者さんが |
特に必要となる図面です。 |
このごろCAD(キャドと読みPCに入力すると図面に |
なる仕組み)が普及して |
そんなに木造の事を知らなくても 間取りを入れると |
自動立ち上げの機能で |
これら伏図が出来上がるものもあります。 |
これらが駄目というわけではありませんが |
無駄が多かったり木造であることを |
あまり考えないような図面であることが多いんです。 |
そこで必要になるのがその図面の |
安全性 経済性 |
納まりの可否を見分ける |
木造に詳しい専門家です。 |
私は一級建築士 一級建築施工管理技士 |
という資格を持っておりまして設計する建築物に制限は |
ありませんが |
基本的には木造住宅オンリーです。 |
資格があればみんな同じ技量 知恵を |
持っていると考えがちですが |
そのあたりは全く違います。 |
木造の住宅の図面は 心のこもった図面は |
木造の専門でないと書けません。 |
いままで何度か設計事務所の図面 |
(大規模な公共施設)を見積もり |
したことがありますがそれは |
?????? |
の連続でした。 |
そして不都合は施工業者の責任になるように |
段取りがしてありました。 |
施主様がほしいのは図面ではなく |
その中に含まれる家族の夢や希望で |
有るはずです。 |
何のために家を建てるのか。 |
家づくりが目的になって |
はいけません。 |
家が出来上がったあとの家族の生活を |
見据えた図面であるべきだと思います。 |
有限会社 堂領建設 代表取締役 堂領弘隆(文責) |
この文章は私個人の意見ですので世の中の考えと違う |
ことも多々あります。 |